昨日のつづき!
「カナブン」は正式には
ハナムグリ科の内の一部の昆虫のことを指す名前だけど
俗称として「光沢のあるコガネムシ」をまとめて
「カナブン」と呼ぶこともある
というのは昨日触れましたが
じつは「ハナムグリ」という呼び名も
2通りの意味があるらしいんですね。
昨日の段階で、僕は
「ハナムグリ=ハナムグリ亜科」
だと思っていました。
(ちなみに、「亜科」というのは
「科」よりも一段階細かい分類の呼び方です。)
でもこれはあまり正確ではありません。
コガネムシ科の中には「ハナムグリ亜科」以外にも
「ハナムグリ」という名のつく「亜科」が存在します。
トラハナムグリ亜科
ヒラタハナムグリ亜科
ヒゲブトハナムグリ亜科
です。
これらの亜科の総称として
「ハナムグリ」と呼ぶことがあります。
これがひとつめの意味。
そしてもうひとつの方はというと、
単体で「ハナムグリ」という名前の付いている虫がいます。
これです。
これは
甲虫目・コガネムシ上科・コガネムシ科・
ハナムグリ亜科・ハナムグリ族・ハナムグリ亜族・ハナムグリ属
に属する「ハナムグリ」という名の昆虫です。
ハナムグリの中のハナムグリですね。
まとめるとこうなりそうです。
『カナブン』
(正式)「ハナムグリ亜科に属する大型のハナムグリの一種」
(俗称)「光沢のあるコガネムシ」
『ハナムグリ』
(単体)「ハナムグリ亜科・ハナムグリ族・ハナムグリ亜族・ハナムグリ属に属する虫の名前」
(総称)「ハナムグリ亜科・トラハナムグリ亜科・ヒラタハナムグリ亜科・ヒゲブトハナムグリ亜科に属する昆虫」
さっそく宝ケ池に行ったらハナムグリの仲間がいました。
アオハナムグリかな・・・?
ハナムグリもけっこう見分けるのが難しいですね。