2009年8月15日土曜日

スタジオジブリ・レイアウト展

スタジオジブリ・レイアウト展へ行ってきました。


コンテだとそんなに気にならなかったけど
レイアウトの静止画だと
宮崎駿の絵ってほんとにパースが歪んでるし
人体のプロポーションとか関節のつき方も変な時があるんですね。


展示の後半に、ちょうど本人のインタビュー映像があって

”パース線を引いて描くと画はつまらなくなる”

”アニメはあやかしだ”

みたいなことを話されていました。


「時間」とか「物語」もそうですが
人間が普段観ている世界は
それを観ている人間の思い入れとか気分で
かんたんにとらえ方が変わってしまう
きわめて主観的で歪んだものです。

その歪みを映像に反映させることで
より「伝わる」ことがあるのだと思います。