時々行くアンティークショップの店員さんから
ある一脚の机の作られた年代、使っている木材、
塗装のほどこし方などをきいているうちに
その机から分かる
江戸から明治、大正の日本人の生活の有り様や流行、
当時の経済や貿易のこと、
都市部と郊外における家具のデザインの違い、
京都の地域ごとの生活様式の違い、
食器の多さと食文化の豊かさの関係、
日本版産業革命の胎動、
明治維新を境にみた時の日本人の精神史について
.....など、いろいろ話をきかせてもらった。
京都自慢になっちゃうけど
なんでも京都は空襲で町が焼けたりした事がないので
古い家具や食器が今でも結構残っているらしい。
アンティークショップなんかで働いてると
特にそうなんだと思いますが
たしかに昔の人々の生活感を感じられるものが
身近な所にたくさんあるのは
京都の魅力のひとつだと思います。