スタジオジブリ・レイアウト展へ行ってきました。
コンテだとそんなに気にならなかったけど
レイアウトの静止画だと
宮崎駿の絵ってほんとにパースが歪んでるし
人体のプロポーションとか関節のつき方も変な時があるんですね。
展示の後半に、ちょうど本人のインタビュー映像があって
”パース線を引いて描くと画はつまらなくなる”
”アニメはあやかしだ”
みたいなことを話されていました。
「時間」とか「物語」もそうですが
人間が普段観ている世界は
それを観ている人間の思い入れとか気分で
かんたんにとらえ方が変わってしまう
きわめて主観的で歪んだものです。
その歪みを映像に反映させることで
より「伝わる」ことがあるのだと思います。